医療安全対策講習会に参加してきました。

講演:
愛知県医師会医療安全支援センター(苦情相談センター)の苦情相談内容の分析から医療機関における対策を考える
講師:
医療法人 野田医院 院長 愛知県医師会副議長 野田 正治 先生

上記演題でお話を聞かせて頂きました。愛知県医師会医療安全支援センター(苦情相談センター)は患者・家族からの医療に関する相談、困り事に対応し問題解決を図る機関です。

委員会は28名で構成され、専従の相談員(看護師2名、医療ソーシャルワーカー2名)を配置しています。愛知県の特色として医学的専門知識を要する相談には各診療科専門医院(医師)が対応することになっているそうです。

愛知県医師会と愛知県、名古屋市、豊田市、岡崎市、豊橋市、一宮市が情報を共有し、定期的に会議を行っているそうです。相談件数は名古屋市が最も多く、令和5年は2835件の相談が寄せられました。

相談内容は診療内容、医師・医療スタッフの対応、医療機関の体制が多く、最近ではネットの普及により診療報酬に関する相談が増加しているそうです。診療科は内科、整形外科、精神科の順に多く、コロナ禍の影響によりコロナに関する相談が大幅に増加したとのことでした。

当院でも患者様や家族の方が不快な思いもしないように医師・スタッフ間で情報を共有し、業務の改善に取り組んでいきたいと思います。