SSTのVR体験を行いました
令和5年4月11日、福智クリニック医局にて、ソーシャルスキルトレーニング(SST)の仮想現実(VR)「FACE DUO(フェイスデュオ)」をスタッフが体験をしました。
FACE DUOはVR技術を用いたバーチャル映像により、普段の社会生活の中で起こるような様々な場面を教材化したSST普及協会監修のプログラムです。
統合失調症の患者さんが、社会で人と関わりながら生きていくために必要なソーシャルスキルの獲得・向上を目的に開発されたそうです。
SSTは、精神疾患を持つ患者さんの社会復帰への援助に役立つものとされています。しかし、SSTを実施するには専門知識や訓練が必要となるため、実施するスタッフが経験を積まなければいけません。
FACE DUOはVRコンテンツでリアルな当事者体験が再現されるため、従来のSSTに比べてプログラム参加者が場面を理解しやすくなります。
さらに、映像の中で、その時どう対処したら良いか、患者さん向けの工夫が示されるため、専門知識や経験が少ないスタッフでも安心して実施できるそうです。
今回の体験を通し、SSTを行う上でのポイント(場面設定の大切さなど)を改めて理解することができました。