統合失調症治療薬「アセナピンマレイン酸塩」の勉強会を行いました。
令和4年7月26日(火)福智クリニックにて統合失調症治療薬「アセナピンマレイン酸塩」の勉強会を行いました。
アセナピンマレイン酸塩は統合失調症の治療薬で舌の下に薬を置くと口腔内の唾液によって速やかに溶け、有効成分が体の中に届けられる舌下錠という剤形のお薬となっています。
薬を舌の下に2分置くことで約8割、5分で約9割の効果が発揮されるそうです。体重増加のリスクも少なく、糖尿病があっても内服できるそうです。
しかし適切な効果を得るためには薬を服用後、水分を含め飲食を10分間控えて頂く必要があります。また、飲み込まずに口腔内に留めておく必要があるため口腔内に違和感を感じたり、服用方法を負担に感じる方も少なからずいらっしゃるそうです。
統合失調症の治療薬は今回取り上げた舌下錠以外にも持続性注射剤や経皮吸収型製剤、経口薬など様々な薬の剤形や種類があるため、医師や薬剤師と相談し、自身のライフスタイルや病状に合わせて、お薬を選択し服薬を継続していくことが大切になります。
薬のことで気になることなどありましたら、診察で気軽にご相談下さい。