ベンラファキシン勉強会を開催しました。
令和4年6月7日、福智クリニック医局にてベンラファキシンの勉強会を開催しました。
うつ病はセロトニンとノルアドレナリンが関与しており、セロトニンは抑うつ気分、無価値観などの不安症状に、ノルアドレナリンは集中力や活力の低下など意欲の低下に影響すると言われています。
ベンラファキシンは抗うつ薬の1つで、中枢神経や末梢神経に存在するオピオイド受容体に働きかけ、うつ症状などにアプローチするそうです。
またセロトニンを運ぶ役割をする物質である"セロトニントランスポーター"の占有率が高く、用量は37.5㎎から最大225㎎まで調整可能です。
低用量から服用することができ、不安障害やうつなどといった症状ごとに用量を調整することができます。
また、今回取り上げたベンラファキシン以外にも抗うつ薬はありますので、飲み合わせ・効果の感じ方・副作用などをふまえ、ご自身に適したお薬を選択して頂けたらと思います。
お薬のことで気になることがありましたら、診察で医師にご相談下さい。