便秘薬 ルビプロストンカプセルの勉強会に参加しました。
令和4年3月1日、福智クリニック医局にて、便秘症の治療薬であるルピプロストンカプセルの勉強会を行いました。
便秘になったことがある方はたくさんいらっしゃると思いますが、今回の勉強会では、①うつ病などの精神疾患や糖尿病などの持病をお持ちの方②60歳以上の方が便秘を起こしやすいというデータが紹介されました。
また、持病の治療薬によって便秘を起こしてしまうこともあります(薬剤性の便秘)。便秘の状態が続くとQOL(生活の質)が下がってしまい、便秘の重症度が気分の落ち込みにも影響するという研究結果があるそうです。
便秘薬には、毎日内服するものや、刺激性の下剤など様々なタイプのものがあります。
刺激性の下剤の場合、頻回に使用し続けていると徐々に体が薬に慣れてしまい(耐性)、薬を使っても効果が出にくくなる場合もあるようです。
それに比べ、ルビプロストンカプセルは小腸の水分量を増やし、自然な排便を促すという特徴があります。
便秘の重症度やライフスタイルなどによって、適している薬は異なります。当院通院中の方で便秘にお困りの方がいらっしゃいましたら、一度診察でご相談いただければと思います。