ベンラファキシン勉強会を開催しました。
令和3年10月26日、福智クリニック医局にてベンラファキシン勉強会を開催しました。
うつ病はセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質が関連しており、この2つの物質が減少することにより、うつに関する症状が現れるそうです。
セロトニンは食欲低下・抑うつ気分・不安症状・不眠もしくは過眠などに、ノルアドレナリンは集中力や活力の低下・疲労・倦怠感などといった症状に影響があると言われています。
ベンラファキシンはノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)と言われ、上記症状を改善するために使うお薬の1つとして知られています。
特徴として、セロトニンを運ぶ役割をする物質である「セロトニントランスポーター」 の占有率が高いこと・服薬している方の男女比にあまり差がないことなどがあるそうです。
また低用量から調節することができ、他の薬と併用して飲むこともできるそうです。
しかし飲み合わせであったり、効果や副作用の感じ方など、健康状態などによって自分に合うお薬は変わりますので、もし興味などありましたら一度診察などでご相談下さい。