ベンラファキシン勉強会に参加しました。
令和2年3月31日、福智クリニック医局にてベンラファキシン勉強会を開催しました。
うつ病は、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンといった神経伝達物質が関係していると言われています。これらの減少により、不安、イライラ、憂鬱感、意欲や喜びの減退といった症状が出現します。セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)であるベンラファキシンは、これらの症状を改善するために使うお薬の1つです。
治療をしていく上で、服薬の効果について考えることはもちろん大切ですが、服薬を継続していくためには副作用について考えていくこともとても大切なことです。ベンラファキシン(イフェクサー)は、副作用軽減のために少ない用量も設定されており、用量調節の幅が広いという特徴があります。
同じお薬を飲んでいたとしても、効果や副作用の程度や感じ方は人それぞれ違うものです。しっかりと治療を続けていくためにも、ご心配なことなどございましたらいつでもご相談いただければと思います。